カヌースラロームで16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)銅メダルの羽根田卓也(34=ミキハウス)が12日、自身の去就について「自分の心と向き合い、年内には結論を出したい」と心境を明かした。

東京五輪会場のカヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区)で行われるNHK杯の前日練習後に取材に応じた。「集大成」と位置づけて臨んだ東京五輪では決勝に進出して10位だった。

東京五輪後に初めて迎える今大会は、過去12度の優勝を誇る。東京五輪後は休養を取っていたため、今回は準備不足の面があると認めつつ、「五輪コースでみんなと競い合い、こげることが楽しみ。皆さんに見ていただけることを喜びに感じたい」と泰然と構える。

東京五輪は「大きな挑戦だった」と振り返る羽根田は、「それが終わり、『じゃあ、はい次』とはなかなか行かないところがある」と、正直な気持ちを吐露。今後については周囲の声にも1つ1つ耳を傾けながら熟慮するとした上で、「この大会が、もしかしたら自分の気持ちに変化を起こすきっかけになるかもしれない」と話した。