B1新潟アルビレックスBBは26日、中之島体育館で練習を行い、リーグ戦中断期間を利用した強化練習を打ち上げた。チーム最年長のSF池田雄一(38)は離脱することなく連日フルメニューをこなした。リーグ再開の秋田ノーザンハピネッツ戦(12月4、5日、アオーレ長岡)でチームワースト更新が続く連敗を11で止める準備はできた。

ベテランは元気だった。16日からの強化練習の締めは、5分間コートを往復しながら全員で計120本のシュートを決めるもの。「若手の声が小さい。僕が声を出さないと静かになってしまう」と最も大きな声でチームを鼓舞し続けた。

25日は練習の最後に制限時間22秒でコートを2往復するダッシュを10本。時間内で走り切れない選手もいたが、池田はすべてノルマを達成した。強化期間に3度の午前、午後の2部練習もあった。猛練習にもメニュー外れることは1度もなかった。

つらいそぶりを見せずに完遂した38歳を平岡富士貴監督(47)は「本当に素晴らしい」と絶賛。その成果は秋田戦で形にする。「今までとはチームが変わったところを見せたい」。池田は連敗ストップの手応えを感じ取っていた。【斎藤慎一郎】