バスケットボールの2023年男子ワールドカップ(W杯)アジア1次予選は28日、ゼビオアリーナ仙台で行われ、B組で世界ランキング35位の日本は同28位の中国に73-106で敗れた。27日の中国戦に続き、2連敗スタートとなった。
日本は序盤から中国の堅守に苦しみ、第1クオーターで10-29とリードされた。その後は相手に3点シュートを高確率で決められ、点差を広げられた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、集中開催されている。日本は開催国枠でW杯本大会の出場権を得ている。
スコア
日本 | 73 | 10-29 19-24 21-31 23-22 | 106 | 中国 |
第4Q:23-22
苦しい展開が続く中で、日本はなんとか意地を示そうとする。比江島(宇都宮)が果敢にボールに飛び込むと、ホーバス監督やベンチメンバーが立ち上がって拍手を送るシーンも見られた。この試合で日本の得点源となった寺島(広島)は最終クオーターでも積極的な仕掛けを披露。しかし終盤にアクシデントがあったようで、足を引きずるようにしてベンチに下がった。ラストプレーでは岸本(琉球)が遠い位置から3点シュートを成功させ、第4クオーターでは日本が23-22と互角以上の戦いを演じた。
第3Q:21-31
後半に入っても苦しい戦況が続く中で、日本は東京五輪代表の比江島(宇都宮)が3点シュートを決めると、さらには独特のステップを繰り出しての得点を挙げるなど存在感を発揮。しかし相手の守備は堅く、日本は全般的にシュート精度を欠くシーンが続いた。残り5分前後で早くもこのクオーター5つめのチームファウルに達したことで、激しい守備を行いづらくなったこともあり、点差をさらに広げられた。
第2Q:19-24
2クオーター序盤、日本は34歳のベテラン古川(秋田)が連続3点シュートを決めると、センターのエヴァンス(FE名古屋)も連続得点を挙げるなど反撃。しかし中国は身体能力に加えてシュート精度も高く、日本をさらに突き放す。岸本(琉球)が相手ボールを奪って自らシュートを決め、笑顔をはじけさせるシーンもあったが、日本にとって厳しい展開が続いた。29-53とリードされて前半を終えた。
第1Q:10-29
日本は前日に続いて立ち上がりに連続失点を喫した。エヴァンス(FE名古屋)がチーム初得点をマークして2-8。相手守備のプレッシャーに苦しみながらも寺島(広島)のドライブや岸本(琉球)の3点シュートで得点を挙げたが、なかなか攻撃のリズムをつかめない。10-29と大量リードを許して最初のクオーターを終えた。
試合前
<2023年男子ワールドカップアジア1次予選 日本代表メンバー12人>
<#1>ポイントガード 齋藤拓実(172センチ 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
<#2>ポイントガード 富樫 勇樹(167センチ 千葉ジェッツ)
<#3>センター エヴァンス ルーク(203センチ ファイティングイーグルス名古屋)
<#6>シューティングガード 比江島 慎(191センチ 宇都宮ブレックス)
<#10>パワーフォワード 竹内 公輔(206センチ 宇都宮ブレックス)
<#11>スモールフォワード チェンバース アキ(191センチ 群馬クレインサンダーズ)
<#19>シューティングガード 西田 優大(190センチ シーホース三河)
<#21>ポイントガード 藤井 祐眞(178センチ 川崎ブレイブサンダース)
<#32>パワーフォワード シェーファー アヴィ 幸樹(206センチ シーホース三河)
<#51>スモールフォワード 古川 孝敏(190センチ 秋田ノーザンハピネッツ)
<#77>シューティングガード 岡田 侑大(189センチ 信州ブレイブウォリアーズ)
<#88>スモールフォワード 張本 天傑(198センチ 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)