東京都は2日、東京オリンピック(五輪)のテニス競技、東京パラリンピックの車いすテニス競技の会場となった有明テニスの森公園の再開業概要を明らかにするとともに、再開業前の同公園を披露した。

有明テニスの森公園は、五輪パラリンピックのために、有明コロシアムを含み、約140億円をかけて東京都が改修。五輪パラリンピック期間中は、東京五輪パラリンピック組織委員会に貸し出すという形だった。大会後、同組織委員会が仮設設備などを撤収。11月末をもって、東京都に返却された。

同コロシアムは五輪パラリンピック時と大きな変化はない。それ以外では、五輪パラリンピック時に5000人収容だった1番コートは、2000人分の仮設席を解体し、約3000人収容にダウンサイジング。すべてが仮設で3000人収容だった2番コートは完全に撤去され、更地となった。

今後は、まず同コロシアム、1番コート、室内コート8面が22年3月中旬に再開業。それ以外のコートは、面数を増やし、いくつかのコートは、現在のハードコートから砂入り人工芝コートにサーフェスを変更するため、23年春に再開業の予定だ。