東京オリンピック(五輪)で銀メダルを獲得した日本代表のオコエ桃仁花、本橋菜子の母校、明星学園(東京)がスタートダッシュで白鴎大足利(栃木)に快勝し、ベスト8進出を果たした。

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序盤こそリードを許したが、残り7分をきってから怒濤(どとう)の攻撃で第1Qで33-14。前日の松徳学院(島根)に続く30点台をマークし、試合の流れをつかんだ。第2Q以降も攻撃の手を緩めず、23点差をつけ完勝した。

10月に就任したばかりの青木良浩監督(66)は「昨日白鴎大足利さんは市前橋戦で競り合って、シュートも速く最高にいい調子できていた。ちょっと不安だったが、うちには第1Qの強さがある。昨日も30点台でうちの思い通りの試合ができた」と話した。主将の菅野響(3年)も「出だしから自分たちの速いバスケができた。明日の桜花戦に向けていい試合ができた」と話した。

組み合わせが決まってから桜花対策も行ってきたという。今年の夏に準優勝した京都精華学園に敗戦後、留学生頼みのチームから脱却を図り、全員バスケに取り組んできた。青木監督は「私が就任したときは、得点の65%が留学生。今は、日本人が65%取るようになった。留学生がマークされても、その他の選手で得点を取れるように鍛えてきた」という。決戦へ向け青木監督は「明日はリバウンドがポイント。チャンスなのでチャレンジしたい。本当は来年当たりたかったが、空回りしないいい試合、来年につながる試合をしたい」と期待していた。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。