3大会ぶりの優勝を目指す明大(関東対抗戦3位)が東海大(関東リーグ戦1位)を下し、9日の決勝(国立)に駒を進めた。

SH飯沼蓮主将(4年=日川)は「試合全体では走り回って、東海大学を疲れさせてクイックテンポで外に振りたかった。(前戦の)早稲田戦ではFWに頼った。今回はBKと考えていた。体現できて良かった」と落ち着いた口調で振り返った。

前半は21年東京五輪7人制日本代表のWTB石田吉平(3年=常翔学園)が2トライを挙げるなど、21-3とリード。だが、後半は東海大の反撃に見舞われた。

開始15分で3トライ3ゴールを献上。21-24と逆転を許した。それでも21分にCTB広瀬雄也(2年=東福岡)がPGを決めて同点。26分にSO伊藤耕太郎(2年=国学院栃木)が相手をはじき飛ばしながら突進し、決勝トライを奪った。

明大の決勝は早大に敗れた19年度以来、2大会ぶり。東海大は目標だった初の大学日本一を逃した。