ブースターに2日連続で勝利の「お年玉」を届けた。東地区3位福島ファイヤーボンズがアウェーで同6位アースフレンズ東京Zを90-83で下し、17年以来となる新年最初の同一カードを2連勝で終えた。アレックス・マーフィー(28)が今季最多38得点をマーク。昨季からの対戦成績を10戦全勝とし、初のB2優勝とB1昇格を狙う新年を好スタートした。

2点を追う第2クオーター(Q)序盤に3連続得点で9点差に離されたが、流れは渡さなかった。菅野翔太(29)がフリースロー3本を決めきると、相手のターンオーバー(ミスによる攻守の切り替え)から、ジェイソン・ウォッシュバーン(31)らの連続得点で同点に追いついた。以降は互いに得点を取り合い、A・マーフィーが勝ち越しのレイアップシュートを決めて2点リードで前半を折り返した。

3点リードで突入した第4Qは残り3分30秒で一時逆転を許したが、残り2分1秒で再び勝ち越しシュートを成功。その後も200センチ超えのウォッシュバーンとともにインサイドで得点を重ね、好相性の相手を最後に振り切った。

今後は8、9日に今月唯一のホーム2連戦で奈良と対戦。この同一カードを終えると、前半戦30試合を折り返す。後半戦は上位を狙う越谷、香川とのアウェー4連戦を控える。1勝ずつ積み上げ、上位争いに食らいつく。