NBAウィザーズの八村塁(23)が、マジック戦で今季初出場を果たした。

個人的理由で開幕前に合流できず、コロナ禍の影響もあって復帰が遅れていた。初のベンチスタートで6得点、3リバウンドを記録。チームは102-100で勝利し20勝20敗と勝率を5割に戻した。

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八村は第1クオーター(Q)途中でコートに入ると、3点シュートを試みるなど軽快な動きを見せた。第2Qには相手のマークを外し、エンドラインから走り込んで豪快にダンクシュートをたたき込んだ。第3Qまでの出場だったが、豪快なダンク2本で復活を印象づけ、自身初のベンチスタートでもリラックスした表情を見せていた。

19年ドラフト1位で入団後、チームの主力として活躍してきたが、3年目の今季は個人的理由からチームへの合流が遅れ、開幕戦からの出場はならなかった。復帰目前となった昨年末には新型コロナウイルス感染防止規定の対象となり、故障者リスト入りして開幕から欠場が続いていた。八村の出場は昨年6月2日のプレーオフ以来だった。

試合後は「気持ち良かった。こんなに試合をしなかったのは今までにない。バスケが恋しかった」と笑顔で話した。長期離脱の理由については「休みが必要だった。それだけ」と多くを語らなかった。休んでいる間は「試合もずっと見ていた。チームで早くやりたかった。時間をかけながらやってきた。バスケが好きだと再確認できた」と心情を口にした。

チームの40試合目で、この日の勝利で20勝20敗。なかなか波に乗れないチームに八村の復帰は勢いを与えるに違いない。今後について「バスケをまたこうしてできることを感謝している。まずは自分のリズムを取り戻せるように、しっかりとチームに慣れながらやっていきたい」と話していた。