B2仙台89ERSが19日、バイウイーク(試合のない週)明け初の全体練習を行い、ファイティングイーグルス名古屋戦(22、23日)から始まる後半戦に向け調整した。

前半戦は20勝10敗で東地区3位。月野雅人主将(33)は「10敗していますが、なんとかプレーオフ圏内ですし、首位も狙える位置につけている。チームはこれからよりいい状態になっていくと思います」。沢辺圭太、渡辺翔太ら主力選手をケガで欠く中で積み上げた20勝に好感触を示した。主将2人体制を敷く今季。もう一人の主将、ジャスティン・バーレル(33)は、「これからさらに上を目指すうえでいいポジションにつけていると思います」と振り返り、前半戦をプラスに捉えた。

目標は「B2優勝、B1昇格」。だが、そこがゴールではない。バーレルは「僕らの最終的な目標はチームとしてどれだけ高いレベルまで到達できるかだと思っている。残りの30試合も1つ1つしっかり準備して、1日1日練習に向き合って、より高みを目指していきます」。月野は「僕らがプレーすることで、試合を見に行ってよかったと思ってもらえるように戦う。最後まで一緒に戦ってもらえたら最高です」と気持ちを新たにした。

今季のスローガンは「Ascend」(上昇する)。ブースターの“黄援”とともにさらなる高みへ、残り30戦も上昇を続ける。【濱本神威】