東京オリンピック(五輪)体操女子種目別床運動の銅メダリスト村上茉愛(まい)さん(25=日体大コーチ)が20日、三島市立北小で4~6年生に講演した。

スポーツ庁の東京五輪・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業の一環。体操一家で育ったこと、五輪までの苦楽などを語った。「昨年10月の世界選手権では金メダルを獲得できて、いい形で引退できた」。引退後の昨秋、静岡を初訪問。三島スカイウォークで電動立ち乗り2輪車「セグウェイ」に乗り、森の中を走ったという。

児童らの質問にも答えた。現役時の勝負飯を聞かれ、「なかったけど、試合後のご褒美飯で専門店のハンバーガーを食べた」。現在はダンス教室に通い、好きなK-POPを聞きながら踊っていると明かした。実技ではバック宙などを披露。「すごい」の声に「そう言ってくれるのがうれしい」と笑顔を見せた。【倉橋徹也】