ショートプログラム(SP)8位と出遅れた松生理乃(17=愛知・中京大中京高)が、巻き返して5位に入った。

自己ベストでフリー3位の142・05点を記録し、合計202・21点。演技を終えると涙を流し「昨日も練習に行く前は落ち込んでいて、泣きそうだった。そこから気持ちを自分で立て直して、安心とうれしさで涙が出てしまいました」と振り返った。

演技前に樋口美穂子コーチからは「練習でできていて、日本でもやってきたんだから、落ち着いて、考えすぎずにやれば、跳べると分かっている。落ち着いて演技しなさい」と背中を押された。冒頭の3回転ルッツからジャンプを全て着氷させ、主要国際大会で成長を示した。