ショートプログラム(SP)首位の松生理乃(17=愛知・中京大中京高)がフリーも全体1位の150・13点をマークし、合計224・34点で完全優勝した。

基礎点が1・1倍になる演技後半に3回転ルッツ-3回転トーループ-2回転トーループなど3回の連続ジャンプを集める本来の構成に戻し、前半4回も含めたジャンプは全てGOE(出来栄え点)プラスのノーミス。ステップ、スピンも全て最高評価のレベル4を獲得した。

シニア1年目の今季は右足首の負傷で厳しい戦いを強いられたが、終盤に完全復活を遂げて初の頂点に立った。

ジュニア女子は千葉百音(16=宮城・東北高)が175・29点で完全V。2位には、前日26日に14歳の誕生日を迎えた柴山歩(木下アカデミー)が165・03点で入り、日本勢ワンツーフィニッシュを決めた。

前日まで行われた男子は山本草太(22=中京大)が3位、ジュニア男子は中村俊介(16=木下アカデミー)が優勝した。【木下淳】