内野中(新潟市)・男子ソフトテニス部の同姓ペア高沢颯(はやと)と高沢泉(共に2年)が、全日本U14強化選手に選出され、2月に初合宿に参加した。技術面も向上し、息の合ったプレーで今夏の全国中学校ソフトテニス大会の優勝を目指す。

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強化合宿での経験を生かし、中学生活最後の全中に全力を注ぐ。高沢ペアは1月に全日本U14強化選手20人のメンバーに選出され、2月に初合宿(福島)に参加した。

4日間、朝8時から夕方5時までハードなトレーニングをこなし、技術力を磨いた。泉は「レベルの高い集団の中で、知らない技術を目にできたことが良かった」と振り返る。颯は「栄養面でも学ぶことがたくさんあった。ご飯の量がすごかった」。1食大盛り2~3杯のご飯を食べ、4日間で体重も1キロ増やしスタミナもつけた。

偶然にも同姓の高沢ペアは、小1からともに内野スポーツ少年団に加入。すぐにペアを組み二人三脚で数々の大会に挑んできた。長年のあうんの呼吸で、小6の夏には全国大会ベスト32、冬には北信越大会優勝。中2の全中ではベスト32と着実に結果を残したことで強化選手に推薦された。

プレースタイルはダブルフォワード。豊富なフォーメーションを駆使し、相手を惑わせながら前へと攻め込む。後衛の颯は、テンポを変えたストロークと手首の柔らかさが武器。一方で前衛の泉は、下半身の強さとボレーなど、横の動きの俊敏さを得意としバランスの取れたプレーを見せる。

「目標は今年の全中優勝」と声をそろえる。合宿で習得した技術を生かしながらも、それぞれの課題と向き合い、夏の全中に照準を合わせた。【飯嶋聡美】

◆高沢颯(たかさわ・はやと)2007年(平19)10月4日生まれ、新潟市出身、西内野小。小1から姉の影響で内野スポーツ少年団でソフトテニスを始める。小6の夏に全国大会ベスト32、冬に北信越大会優勝。内野中では2年で全中ベスト32。165センチ、52キロ。後衛。右利き。

◆高沢泉(たかさわ・いずみ)2007年(平19)11月22日生まれ、三条市出身、西内野小。小1からテレビの影響で内野スポーツ少年団でソフトテニスを始める。小6の夏に全国大会ベスト32、冬に北信越大会優勝。内野中では、2年で全中ベスト32。166センチ、57キロ。前衛。右利き。