ショートプログラム（SP）首位の坂本花織（21＝シスメックス）が初の金メダルを獲得した。

最終滑走のフリーで155・77点を記録。合計236・09点。SPもフリーも合計も全て自己ベストを更新し、日本女子では14年の浅田真央以来8年ぶり、史上6人目の世界女王となった。

表彰式後に行われた国際オンライン取材の一問一答（1）は以下の通り。

－演技を振り返って

今季は自分に勝つという目標を立ててやってきて、どの試合でも、自分のやれることをしっかりやってきた。この世界選手権まで、最後の最後までやり切ることができたので満足しています。

－長いシーズンの中で学んだことは

五輪の後、すごく燃え尽きてしまって。この1カ月間の練習が、不安要素になるような練習だったので。世界選手権どうなるのかな…って思いでいっぱいだったので。でも、キツい思いは世界選手権に出た選手しか味わえない。味わえて、やり切れた。自信にもなったし、この苦しい経験ができて良かったなって思います。

－来季の目標は

終わったばかりなので、帰ってから、ゆっくり決めようかなと思っています。

－4回転ジャンプへの挑戦は

やっぱり挑戦はしたいなと思ってるし、でも、そのためには、けがしない体づくりが必要だと思っているので。トレーニングと練習の両方、並行して頑張りたいなと思います。

－滑りだしの表情を見たら緊張していた

やっぱり緊張がすごくて…。だいぶ、また別の濃い緊張に襲われて、何か頭とか心が大変なことになってました。でも先生方に、周りの方々に背中を押してもらえて。ここまで来たらやるしかないと思ったし（来年の世界選手権の出場枠）3枠の枠取りが懸かってたので、何としても（最大の）3枠を取ろうと。死んでもいいからやろうと思ってました。

－優勝より枠取りという思いだったのか

順位や点数は、自分のやることやったら点数はしっかり付いてくると思ったので、とにかくノーミスでやろうと思ってやりました。　（つづく）