新潟アルビレックスBBは横浜に76-86で敗れ、連敗は10になった。第3クオーター(Q)の立ち上がりで一時10点以上の差をつけられるなど、後半に失速した。

新潟にとっては“魔の第3Q”だ。39-46で始まると、開始から約4分30秒ほどの間に10失点。この間、新潟の得点は4点。勢いを失い、第3Q終了で54-67とリードされた。

前節宇都宮戦(2、3日)は1戦目は2点ビハインド、2戦目は同点とほぼ互角で前半を終えながら、第3Qで2桁点差をつけられた。この日も似た展開。前半はCチリジ・ネパウェ(32)、PFジェフ・エアーズ(34)を中心にインサイドを攻めた。ただ追い上げムードのところでミスをし、流れを切ってしまった。

5日の練習前のミーティング、通常は30分ほどが1時間30分に及んだ。選手がホワイトボードに戦術を書き込みながら話す場面もあった。「過去に何度かやったことはあるが、あまり多くはない」と平岡富士貴監督(47)。宇都宮戦の2戦目はターンオーバー23とミスに泣いた。チームルールの徹底、遂行力のアップが急務だった。

第4Q途中にはSFコービー・パラス(24)が負傷でベンチに下がる不運もあった。なによりこの試合もターンオーバーは17。課題を消化できず、黒星の連鎖は止まらなかった。