英語もしゃべりたいし、大学院にも行きたい。

体操女子で、東京オリンピック代表の畠田瞳(21=セントラルスポーツ)が25日、オンラインで引退会見を開催。今後は「大学院にも行って、海外留学は、英語を話したいので米国に」と、引退後の夢を語った。しかし、最終的には「やはり体操の指導に関わりたい」。

畠田は、先週行われた全日本個人総合の予選で、床運動1種目だけに出場。演技終了間近から涙がこぼれ、「悲しさや寂しさで感極まった」と、終了直後から延々と号泣が続いた。しかし、今では「実感はないが、すっきりした気持ち」と、この日は笑顔での会見となった。

最も思い出に残る試合は、初めて出場した18年世界選手権だ。団体予選で、1種目目の平均台でトップバッターを務めた。「プレッシャーを味わったが、ちゃんと通し切れたことで自信になった」。昨年の東京五輪も、平均台始まりでトップバッターの役目を見事に果たした。

最後は妹の千愛(17)から「第2の人生も頑張って下さい」と花束を贈呈され、最高の笑みがはじけた。