大会最終日はチーム・フリールーティン(FR)とデュエットFRが行われ、デュエットFRで長野クの小林唄(うた、19=国士舘大)和田彩未(あみ、18=早大)組が2連覇した。

同組は前日のデュエット・テクニカルルーティン(TR)で3連覇しており、2年連続デュエット2冠に輝いた。

小林は最終日に持てる力を全て出そうと泳ぎ、優勝すると目頭が熱くなった。「いろんな人に今まで支えられてきたことが思い浮かび、うるっときた」。第1日のフリーコンビネーションで3位。「クラブでメダルが取れてうまく波に乗れた」。そして、2年連続デュエット2冠の好結果に「良いパートナーに恵まれた」と笑った。

小林とペアを組んで5年目の和田は、第1日のソロTRこそ、規定要素にミスが出て5位だったものの、ソロFRとデュエット2種目を制し、2年連続の3冠。「最後のデュエットフリーで勝てたのは、悔しさをバネにできたから」とすっきりした笑顔を見せた。

チームFRには、6月の世界選手権ブダペスト大会日本代表チーム、デュエットFRには同混合デュエット代表の佐藤友花(20)陽太郎(17)姉弟がオープン参加。参考記録ながら、チームは93.9000点、佐藤組は88.1667点の全体1位得点をマークした。

各競技の優勝と得点は次の通り。

◆チームFR=井村ク・Aチーム(熊谷、広田樹、山田、広田憩、加藤、額田、三上、橋本)86.5333点

◆デュエットFR=小林唄・和田彩未(長野ク)85.9333点

<主催>日本水泳連盟<主管>東京都水泳協会<後援>日刊スポーツ新聞社、上月財団<特別協賛>ヤクルト本社<協賛>GMOクリック証券、ブルボン、味の素、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険、ニコン、ニップン、コーセー、日本航空、セイコーホールディングス、アシックスジャパン、ミズノ、デサントジャパン、オーエンス、サントリーフラワーズ、タキロンマテックス、バカラ パシフィック<協力>鈴乃屋