全日本スキー連盟は10日、今季活躍した選手を称える「スノー・アワード」を実施。ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑(25=土屋ホーム)と、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)の2人が最優秀選手賞(MVP)を受賞した。17年から始まった同アワードでMVPを複数の選手が同時受賞するのは初めて。小林陵、平野歩の両選手はいずれも2月の北京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した。
小林陵は「今季はすごくいい結果を出せて、素晴らしいシーズンになった。日頃サポートしていただいている会社、連盟、家族のおかげ。この結果に満足せず、皆さんに元気を届けられるように飛んでいきたい。あ…ぶっ飛んでいきたい」とスピーチした。
この日は欠席した平野歩は、「自分の小さい頃の夢をかなえることをでき、良い年になった。来季はまた自分の新しいチャレンジと同時に、いままでやってきたハーフパイプのコンテストも出ながら頑張っていきたい」とビデオメッセージを寄せた。
優秀選手賞の受賞者は以下の通り。平野歩のほか、高梨沙羅も欠席した。
▽ノルディックスキー
▼ジャンプ 小林陵侑(土屋ホーム)、高梨沙羅(クラレ)
▼複合 渡部暁斗(北野建設)、中村安寿(東海大)
▼距離 馬場直人(中野土建)
▽アルペンスキー 小山陽平(ベネフィット・ワン)
▽フリースタイルスキー
▼モーグル 堀島行真(トヨタ自動車)、川村あんり(日体大桜華高)
▼スキークロス 須貝龍(クレブ)
▼ハーフパイプ 鈴木沙織(城北信用金庫)
▼スロープスタイル 近藤心音(オリエンタルバイオ)
▽スノーボード
▼ハーフパイプ 平野歩夢(TOKIOインカラミ)、冨田せな(アルビレックス新潟)
▼アルペン 三木つばき(CATALER)
▼スノーボードクロス 高原宜希(Pasco SSC)
▼スロープスタイル/ビッグエア 国武大晃(STANCER)、村瀬心椛(ムラサキスポーツ)
▽全日本スキー技術選手権優勝 竹田竜、栗山未来(いずれもナショナルデモンストレーター)
※ネクストヒロイン賞
▽ノルディック複合 葛西春香、葛西優奈(いずれも東海大札幌高)