バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)王者を決めるチャンピオンシップで、琉球ゴールデンキングス(西地区1位)が初の決勝進出を決めた。

島根スサノオマジック(西地区2位)に72-70で競り勝ち、2連勝とした。

Bリーグ創設6シーズン目で、西地区のチームが決勝に進むのは初めて。28日からの決勝(東京体育館、2戦先勝方式)では宇都宮ブレックス(ワイルドカード/東地区4位)と対戦する。

琉球は前半を36-38で折り返した。後半も接戦が続いたが、第4クオーターに追い付き、リードを奪う。残り1分を切って追い付かれたが、最後はドウェイン・エバンスのブザービーターで勝利をもぎ取った。今村佳太がチーム最多25得点をマークした。

殊勲のシュートを決めたエバンスはコート上のインタビューで、「素晴らしい雰囲気で、皆さんの後押しがあったからこそ。苦しい展開だったが、仲間たちと粘って勝利を手にできた」と満員の観衆に感謝。桶谷大監督は「団結の力です」と実感を込めた。

琉球は今季49勝7敗、B1史上最高勝率の8割7分5厘をマークしてチャンピオンシップに進出。チャンピオンシップではその強さを誇示した準々決勝に続き、準決勝でも底力を発揮した。

今季快進撃を続けてきた島根は、ペリン・ビュフォードが34得点を挙げたが及ばなかった。

準決勝のもう1試合は宇都宮ブレックス(ワイルドカード/東地区4位)が川崎ブレイブサンダース(東地区2位)を77-73で下して2連勝とし、2年連続3度目の決勝進出を決めた。