6季ぶりのB1昇格を決めた仙台89ERSが25日、宮城県庁を訪れ、村井嘉浩宮城県知事(61)にB1昇格の報告を行った。

志村雄彦社長(39)は「チームは16日間で9試合と、気持ちも身体も最後まで街のために戦って、B1昇格を持ち帰ってくれました。県民の皆さまにB1という舞台を届けられることを誇りに思います」と語った。村井知事は「B2準優勝、そしてB1昇格、誠におめでとうございます。マスコミが全社来ているのは、どれだけ県民がB1昇格を待ち望んでいたかということの何よりの証左。ブースターの皆さんも喜んでおられるのではないかと思います」と、仙台の健闘をたたえた。

23日、来季続投が発表された藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)は「村井知事をはじめとする地域の皆さんのサポートがなければこのような結果にはならなかったと思います。皆さんと手を取って、仙台89ERSを宮城県の誇りである日本一のクラブにしていきたいと思っています。今後ともより一層サポートをよろしくお願いいたします。今季はありがとうございました」と来季への意気込みと感謝を伝えた。来季はB1の舞台で、宮城県をより一層盛り上げていく。【濱本神威】