クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ、リーグ3位)が数的不利をしのぎ、単独では初めての3位を勝ち取った。

東芝ブレイブルーパス東京(BL東京、リーグ4位)に競り勝ち、新リーグ1年目を締めくくった。CTB立川理道主将(32)は「1つ1つ歴史を刻むことが大事。今年の悔しい結果を忘れず、経験を来年につなげていきたいです」と意気込んだ。

粘り強く白星をたぐり寄せた。前半7分、11分にトライを許して、序盤は0-12。それでも18分にFBゲラード・ファンデンヒーファー(33)がトライを挙げると、27分にはWTB山崎洋之(24)のトライなどで同点に追い付いた。再び3点を追う展開となったが、38分には山崎の2本目のトライで逆転。前半を17-15で折り返した。

着実に加点した後半だったが、23-15で迎えた後半29分に試練が訪れた。

途中出場したプロップのオペティ・ヘル(23)が危険なタックルでシンビン(10分間の一時退場)。数的不利に陥ったが、相手の反則の繰り返しに付け込んで陣地を前へと進め、リードを守り抜いた。山崎は「FWが頑張ってくれ、CTBのパスで(トライを)取れた」と仲間に感謝しつつ「来季、日本一を目指して頑張っていきたい」と誓いを立てた。【松本航】