レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。

朝から降り続いた雨でウエットコンディションでの予選となったが、今季4基目のパワーユニット投入で最後尾スタートが義務づけられたシャルル・ルクレール(フェラーリ)はQ2進出を決めたところでアタックを終了。セルジオ・ペレス(レッドブル)もQ2でクラッシュして姿を消した。

その中でフェルスタッペンは終始トップタイムを記録。ライバルたちを寄せ付けることなくQ3最後のアタックまで最速タイムを記録した。

「今日はトリッキーなコンディションだったけど、冷静さを保ち、ミスを犯さず、正しい判断をし続けたんだ。その結果としてポールポジションを獲得できたのは素晴らしかった。ゴーカートのように縁石に乗って走るこのサーキットでのドライビングを楽しんだよ。明日も楽なレースにはならないだろうけど全力を尽すよ」

ポールポジションを争ったカルロス・サインツはセクター1で最速タイムを記録したものの、リスク承知で攻めた最終シケインでミスを犯してタイムを更新できず。代わりに2番手には40歳のベテラン、フェルナンド・アロンソが入って拍手喝采を浴び「マシンは快適にドライブ出来る状態だった。明日のスタートではマックスにアタックするよ」と笑顔を見せた。

角田裕毅もグリッド最後尾スタートが決まっているためQ1最初の走行のみでマシンを降り20位で予選を終えた。