ラグビー「リーグワン」2部の三重ホンダヒートは27日、15年W杯日本代表のWTB藤田慶和(28)らの獲得を発表した。

京都市出身の藤田は東福岡高から早大へ。12年5月のUAE戦で、15人制の歴代最年少記録となる18歳7カ月27日で日本代表デビューした。

早大からパナソニック(現埼玉)入り。サンウルブズでもプレーし、7人制日本代表としては昨夏の東京オリンピック(五輪)に出場した。

184センチ、90キロ。日本代表として31キャップを持つ藤田は「新たな仲間と環境で、ラグビーができることにわくわくしています。一日でも早くチームの仲間から信頼してもらえるように、“一日一生”の精神で、チームに貢献できるよう全力を尽くします」とコメントした。

東京サントリーサンゴリアスから日本代表4キャップでFW第1列の金井健雄、元サンウルブズで東京ガスからFW第3列とロックをこなすジャスティン・ダウニー、コベルコ神戸スティーラーズのCTB重(しげ)一生、廃部になった宗像サニックスブルースのFB竹中太一の獲得も発表。

高忠伸氏がアシスタントコーチに就任する。

三重は昨季、2部2位。NECグリーンロケッツ東葛との入れ替え戦は1勝1敗ながら、ボーナス勝ち点の差で惜しくも昇格を逃していた。

充実した補強で、新リーグ2季目こそ1部昇格を目指す。