ラグビー「リーグワン」で1部昇格を果たした花園近鉄ライナーズのプロップ李城■(■は金ヘンに庸)(ソンヨン、27)が4日、東大阪市の串かつ「ちとせ」で1日店員をした。

地域交流の一環で、ユニホーム姿で接客を担当。実家が鶴橋で串焼き屋「茂利屋」を営んでいるという李は、慣れた手つきで「小さい頃から仕込みの手伝いをしたりしていました。ファンの人たちにグラウンドの外の顔を見てもらって、チームの輪を広げるきっかけになればいい」と話した。

「ちとせ」を営む田中裕之店長の父正巳さん(83)が元近鉄ラグビー部で、「世界のサカタ」こと元日本代表WTBの坂田好弘氏(79=元大体大監督)が4学年後輩にいたという。田中店長は「近大ラグビー部の子もアルバイトで来てくれているので、(李も)全然、違和感がないです。新シーズンで活躍してくれるのを楽しみにしている」と話した。

花園は22日に始動を予定する。帝京大出身で、1食で白米1キロをたいらげるという李は、新シーズンの目標として「個人的には全試合出場。なおかつ、勝利に貢献するプレーがしたい。チームとしては昇格初年度から4強入りを目指しています」と力強く誓った。

串かつを揚げて、順位も上げたい!?