バレーボール男子日本代表が9日、世界選手権(26日開幕)に向けてオンラインで会見を開き、高橋藍(20=日体大)は高校日本一となった後輩たちから刺激を受けていた。

母校の京都・東山高が、7日に幕を閉じた高校総体(香川)で初優勝を飾った。自身も3年時に春高を制したが、高校総体は3位が最高だっただけに「自分たちはインターハイ勝つことができなかったので、勝ってくれたのはうれしい」と笑顔を見せた。

6月上旬から1カ月半にわたって開催されたネーションズリーグ(VNL)で日本は、過去最高の5位と躍進した。高橋も攻守で活躍。レシーブに定評があり、リベロとともに守備面の要として期待されるだけに、世界選手権に向けても「サーブレシーブの安定感は常に(フィリップ・)ブラン監督から言われている。自分とリベロが軸としてやっていきたい」と話した。

インスタグラムのフォロワーが100万人超と、日本のアスリートでも屈指の数字を誇る。国内はもちろん、東南アジアのバレーファンからも絶大な人気があり、フィリピンで行われたVNL予選ラウンド第2週でも大歓声を送られたという。「日本のバレーが愛されているのはうれしい。(試合後に)少しだけ限定でファンと写真を撮ったんですけど、そのときも(扱いが)アイドルのような感じで。盛り上がっているなと感じましたね」と振り返った。

世界選手権で日本は、第1次ラウンドでカタール、強豪のブラジル、キューバと対戦する。