昨夏の東京オリンピック(五輪)銀メダルの日本代表(世界ランク8位)がラトビア(同24位)を下し、前日に続いて勝利を挙げた。9月開幕のW杯本戦(シドニー)前では最後となる国内での実戦を2連勝で締めくくった。

恩塚亨監督は「ラトビアの攻撃に対応し損ねていたところがあったが、試合の中でアジャストすることができたのは価値がある」と評価した。優勝チームが24年パリ五輪の出場権を得るW杯に向けて「目標は世界一。力の限り戦い、世界一になって帰ってきたい」と力強く話した。

前日はなかなか成功しなかった3ポイントシュートがこの日は序盤から次々と決まり、前半を43-31で折り返した。第3クオーター(Q)に得点が停滞する時間帯もあったが、積極的な守備で相手の反撃を防いだ。第4クオーターにオコエ桃仁花が立て続けに3点シュートを決めて突き放した。

この試合でチーム最多16得点をマークした東藤なな子が大会MVPに選出された。「昨日の試合で3点シュートが全く入らなかったが、それでも積極的にいこうと決めて試合に入った。それができた」と胸を張った。

この日4本放った3点シュートをすべて決めた宮崎早織は12得点。「ガードのポジションはチーム内の競争が激しいので大変だが、うまい選手たちと切磋琢磨(せっさたくま)できている。ポジティブに捉えて頑張りたい」と笑顔で話した。

男子日本代表(世界ランク38位)は13、14日に同会場でイラン(同23位)と対戦する。