競泳は予選タイム上位9位から16位が出場するB決勝に東北勢の3人が進出。女子100メートル平泳ぎは、千葉彩佳(3年=岩手・福岡)が1分12秒01で5位の全体13位となった。女子100メートルバタフライは渡辺杏(3年=東北)が、1分1秒19の14位。男子200メートル背泳ぎは、吉田修一朗(3年=盛岡北)が2分7秒35で14位だった。

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「すごく悔しい結果になりました」。レース後、千葉は息を切らしながら言葉をしぼり出した。自己ベストの1分10秒6に対し、決勝通過タイムは1分10秒8。自己ベストに近いタイムを出せば決勝に上がれただけに、悔しいレースとなった。

調子はとてもよかった。大会第1日、女子200メートル平泳ぎは全体21位も、「すごく泳ぎがよかった」と、手応えを感じていた。好調なまま臨んだはずの100メートルだったが、予選タイムは全体16位の1分12秒10。千葉は「(予選は)泳ぎが立ってしまっていた」と振り返った。B決勝に向け、アップから改善を試みたが、「ストローク数も調節しながらやろうとしたのですが、あまりうまくいかなかった。100メートルがメインだったのですごく残念です」。予選よりは本来の泳ぎを発揮したが、自己ベストには及ばなかった。

だが、立ち止まってはいられない。千葉は22日から東京・辰巳国際水泳場で開幕するJOCに出場。9月には国体もある。千葉は「すぐJOC、国体があるので、そっちにつなげられるように、練習で改善していきながらやっていきたいです」と前を向いた。【濱本神威】