フィギュアスケート界に21歳差の夫婦が誕生した。

男子で世界選手権4度の優勝を誇るカナダのカート・ブラウニング氏(56)は日本時間19日、米国出身で10年グランプリ(GP)ファイナル女子優勝のアリッサ・シズニーさん(35)との結婚を報告した。写真を添えて自身のツイッターを更新し「新しい旅を始めましょう。結婚して、とても幸せです」などと記した。

ブラウニング氏は80年代後半から90年代前半にかけて、男子を引っ張ったトップスケーター。4回転ジャンプ(トーループ)を初めて成功させた選手としても知られ、20年の国際スケート連盟(ISU)スケーティング・アワードでは特別功労賞も受賞した。代表作として「雨に唄えば」が知られている。

一方のシズニーさんも女子のトップスケーター。グランプリ(GP)シリーズなど国際大会を転戦し、10年のGPファイナル(北京)ではイタリアのカロリナ・コストナー、日本の村上佳菜子、鈴木明子、安藤美姫らを上回って初優勝を飾った。

2人の結婚をフィギュア界も祝福。ペアで12年世界選手権3位の高橋成美さん(30)はツイッターに「アリッサ、カート結婚おめでとう。小さい時スケートで悩んでた時に、アリッサが貸してくれた#KurtBrowningの本のおかげで頑張ってこれました」とつづった。