五輪3大会連続メダリスト複合渡部暁斗(北野建設)が危機感を持って新たなシーズンに臨む。

6月のIOC理事会で複合は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で現状維持の男子のみの採用が決まった。だが欧州のみの普及や人気低迷を指摘された。「(五輪競技としては)4年しか残されていない。なくなる確率の方が高い。一番手っ取り早いのは僕が(競技人口の少ない)アフリカの国から出るとか」と冗談をまじえて、競技の行く末を真剣に案じていた。