女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン(9月19日本戦開幕、東京・有明テニスの森)の実行委員会は26日、シングルス本戦出場選手を発表し、すでに出場を表明している世界ランキング44位の大坂なおみ(フリー)らが名を連ねた。

第1シードは世界ランキング4位のパウラ・バドーサ(スペイン)で、日本勢からは大坂とワイルドカード(主催者推薦)での出場が決定した土居美咲(ミキハウス)が登場する。

コロナ禍の影響を受けて19年以来3年ぶりの開催となる今大会。前回大会は大坂が制した。会見に出席したトーナメントアンバサダーの沢松奈生子さん(49)は、大会の見どころとして大坂の名前を挙げた。初優勝の前年、18年大会で準優勝に終わり、試合後に悔し涙を流した大坂の姿が印象に残っているという。「あの涙はこの大会でどれだけ優勝したいかという裏付け。(結果次第では)彼女がもう1度世界1位、グランドスラムで優勝する、トップに戻るきっかけとなる大会になるんじゃないか」と期待を寄せた。

今大会はバドーサを含めて世界ランキング上位10人のうち5人が出場。ハイレベルな争いとなる。

※世界ランキングは8月22日付

◆東レ・パンパシフィックオープンは、9月19日から25日まで、WOWOWで連日生放送。WOWOWオンデマンドでもライブ配信される