大阪市などが主催する「水泳の日2022・大阪」が27日、大阪市内の丸善インテックス大阪プールで行われた。競泳、水球、飛び込み、アーティスティックスイミング(AS)などの種目で、子どもたちがオリンピアンと触れあった。

イベントの最後にはAS日本代表の乾友紀子(31=井村ASク)が登場した。

6月の世界選手権ブダペスト大会で金メダルを獲得したソロのフリールーティン(FR)「大蛇~オロチ~」をフルで披露。井村雅代コーチ(72)は場内マイクで、プログラムについて説明。豪華なコラボレーションとなった。

乾は、昨夏の東京五輪を区切りとして、五輪種目であるデュエットとチームでの代表活動から離れている。世界選手権で採用されているソロに照準を合わせて、井村コーチとの師弟コンビを継続。同選手権ブダペスト大会では同種目で日本初の金メダル、しかもテクニカルルーティン(TR)とFRの2冠を達成した。

乾は、来年7月に行われる自国開催の世界選手権福岡大会に出場する意向を示している。この日は「さらに進化して。日本で、多くの人に演技を見てもらいたいと思っています」。井村コーチは「連覇に向けて。TRは新しいプログラムを考えています」と、早くも来夏を見据えていた。