【ニューヨーク=吉松忠弘】来季から日本女子代表監督に就任する杉山愛さん(47)が持つ偉大な女子テニスのギネス記録が、ついに塗り替えられた。

4大大会女子シングルス本戦連続出場記録で、杉山さんの持つ世界最多62回と今年のウィンブルドンで並んでいた世界40位のアリーゼ・コルネ(32=フランス)が、今大会に出場。1回戦で前年覇者のラドゥカヌ(英国)を破る金星で、連続出場回数を63に伸ばし、杉山さんを抜いて単独最多となった。

杉山さんは、4大大会自身2度目の本戦出場となった94年ウィンブルドンから、09年全米まで、1度も欠場することなく、また本戦入りの世界ランキングを保ちながら、62回連続で出場し続けた。実は、94年ウィンブルドンは予選決勝で敗退したが、本戦から欠場者が出ての繰り上がり出場だった。

コルネは07年全豪出場から、今大会までで63回。最高の金星で「いいテニスができた。最高のパフォーマンスだった」と喜んだ。

◆全米オープンテニスは、8月29日から9月12日まで、WOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドとテニスワールドでも全コートでライブ配信される。