世界ランキング2位の桃田賢斗(27=NTT東日本)が、2週連続で早期敗退した。同ランキング35位のインドネシア選手に15-21、20-22でストレート負け。桃田は「プレッシャーを感じてプレーが小さくなってしまった」と顔をしかめた。8月28日までの世界選手権東京大会の2回戦敗退に続き1回戦で敗退した。

もろさが出たのは第2ゲームだった。19-17と2点リードしてジャンピングスマッシュを決めた。あと1点でこのゲームを制する場面。だがその後は得意とするネット前でのプレーでケアレスミスが続く。まさかの5連続失点でひっくり返された。守備を得意とするスタイルだが、最後は逆を突かれて足がでなかった。

「失点してもいいから自分の力を出し切ろうと思っていたんですけど、相手の攻撃が速くて引いてしまった。ロビングだったりクリアを打ったときに一発で決められるパターンが多くて、プレッシャーを与えられなかった」。

昨夏の東京五輪はまさかの1次リーグ敗退。その後の国際大会でも初戦敗退を重ねるなど不振が続く。世界選手権、今大会とホームでの連戦で復活の糸口をつかみたかったが、いずれも不本意な結果に終わった。【竹本穂乃加】