B1新潟アルビレックスBBが1日、22-23年シーズンの新体制発表会見をアオーレ長岡で行った。新主将に選ばれたのはB1滋賀レイクスターズから移籍のPG渋田怜音(れおん、24)。今季は4季ぶりに降格制が適用され、リーグ全体順位の下位2チームがB2に自動降格する。新潟は昨季、リーグ最下位の22位。崖っぷちから再スタートするチームを新主将がまとめ上げてB1残留、そしてチャンピオンシップ(CS)進出を目指す。

   ◇   ◇   ◇

Bリーグチームで主将となり初めての公の場、渋田はマイクを手に力強く決意表明をした。「成長した姿を見せること、(ファンの)みなさんに勝利を届けること、この2つを目標に戦っていきたいと思います」。平岡富士貴監督(48)の指示で、選手の話し合いで主将に選出された。初仕事としてチームの思いを表した。

新潟は昨季7勝45敗、勝率1割3分5厘でリーグ全体順位22位の最下位だった。今季は全体の下位2チームがB2に自動降格する。はい上がらなければならないシーズンだ。渋田は「誰かがすごいリーダーシップを発揮するより、みんなで進んでいくという思いが選手にあると思う」。主将は盛岡南高と駒大2年の新人戦で経験した。協調を大切にしてチーム一丸を支えることが自分の役割と感じている。

司令塔としても期待が大きい。盛岡南3年の時にB2岩手の特別指定選手になり、駒大3年ではB3佐賀でB2昇格を経験。昨季は滋賀で初めてB1を経験。Bリーグキャリアは長い。スピードに乗ったドリブルと正確なパス、どこからでも打てるシュートと、蓄積してきた力をチームに還元することを求められる。

平岡監督は昨季、ワイルドカード2位でCS進出を決めた秋田の成績(31勝23敗)を目安に、今季の目標を「ホームで20勝以上、アウェーで10勝以上」と話した。4日にはプレシーズンゲーム初戦のB2愛媛戦を迎える。「チームに求められていることを1人1人が遂行する」。渋田は主将らしく、チームメートに気の引き締めを促した。【斎藤慎一郎】

◆渋田怜音(しぶた・れおん)1998年(平10)8月22日生まれ、岩手県出身。盛岡南高から駒大に進学し、4年の途中でB2佐賀とプロ契約。21-22年はB1滋賀に所属。175センチ、65キロ。ポジションはPG。背番号3。

<NGT48清司と南川、B1新潟を“取材”>

NGT48の清司麗菜(21)と3期生南川遥香(17)がB1新潟を“取材”した。地元ケーブルテレビの番組のインタビュアーとして会見に出席。杉本、玉木に今季の抱負などを聞き、自分たちの活動もアピールした。初めて選手と接した南川は「私がかんでも『大丈夫だよ』って。すごく優しかったです」と感激した様子。昨季の開幕戦のコートでチームの応援ソング「踵を鳴らせ!」を披露した清司は「当時のメンバーがたくさん卒業して1期生は私だけ。今季は3期生も取り込んで一緒に応援したいです」と話した。