カーリング女子の強豪、富士急が休部することになった。2日に富士急ハイランドが発表した。活動再開時期は未定。

山梨県を拠点とする同チームは10年創部。18年日本選手権で優勝し、同年世界選手権に出場するなどの実績を持つ。近年はロコ・ソラーレなどとともに「国内女子4強」の一角を担ってきた。富士急ハイランドは「チーム体制を再構築する必要があるため、選手たちの意思を尊重し、休部を決定いたしました」と説明。休部期間中も山梨県カーリング協会会員として、競技普及のための活動は行う方針を示した。

長らくスキップを務めてきた小穴桃里はこの日、自身のツイッターでチームから離れたことを表明。「このチームでオリンピックに行くことはできなかったけれど、たくさんの宝物を得ました」と感謝した。10月に出産予定で、選手としての今後については「決まっているのは、カーリングはやめないということくらい」とつづった。

チーム関係者によれば、小谷優奈は8月末に退職しており、妹の小谷有理沙も9月中旬に退職予定。石垣真央は富士急に残って競技を継続する。公式戦出場などチームとしての活動再開時期は未定ながら、新規メンバーを加えた“新・チーム富士急”の結成を目指していく。