男子バレーボールV2リーグのサフィルヴァ北海道に加入した元米国代表の新外国人選手ジェイレン・ペンローズ(27)が2日、札幌市内で加入会見を行った。チーム創設以来最長身207センチの大砲は「サーブとアタックの強さを生かし、チームをV1に昇格させたい」と力強く話した。

最高到達点366センチの高さが、チームを悲願に誘う。その身長から高校卒業時にはバスケットボールでも強豪大学から声がかかったが「走るのが苦手で」バレーボールを選んだ。大学では全米大会準優勝。ドイツリーグでベストサーバー賞を受賞するなど、実力は折り紙付きだ。上杉徹監督(42)は「昇格に必要な戦力」と期待を寄せる。

V2参戦初年度は9位、昨季は5位だった。11月5日開幕の3季目を前に、プロ契約選手を昨年度までの1人からペンローズを含めて4人に増員。昇格の可能性が出る2位以内の目標を現実にする体制を作った。来日初日にすしを初体験し「大ファンになった」という長身助っ人は「開幕戦から自分たちが強いところを見せたい。自分のプレーでチームを活性化します」と活躍を誓った。

◆ジェイレン・ペンローズ 1994年12月9日、米国・マサチューセッツ州生まれ。10歳で競技を初め、高校まではバスケットボールと両立。ペンシルバニア州立大時代は全国大学トーナメント準優勝。15、21年に米国代表(セカンドチーム)を経験。チェコリーグ、ドイツリーグ、スイスリーグでプレー。ポジションはオポジット。特技は食べること。家族は両親。207センチ、90キロ。