世界ランキング3位の渡辺勇大(25)東野有紗(26)組(BIPROGY)が、同ランキング1位のデチャポン・プアバラヌクロ、サプシリー・タエラッタナチャイ組(タイ)に2-1で敗れた。日本勢の同種目初優勝に一歩及ばなかった。

渡辺はコートで大の字になり、力尽きた。第1ゲームは相手を16点に抑えたものの、第2ゲームは21-23で落とした。続く第3ゲームは序盤に1-8とリードを許し、後半は18-20まで迫ったが惜しくも敗れた。

東野は「日本の皆さんの前で結果を残したかったですし。最後の最後の部分で、ちょっとやっぱり固くなってしまったかなという思いがある」と言う。

渡辺も「結果を残したくてやっている以上、最後こうやって負けてしまっては…。意味はありますけど、優勝の方がさらに価値は高いと思うんで。そういうところを目指してやっているっていうのをまた再確認できたし、悔しいと思えたのは素直に僕にとってはうれしいことだと思ってます」とし、頂点に立つことへの貪欲さを見せた。

悔いは残ったが、8月の世界選手権に続き2週連続で準優勝となった。

渡辺は「決勝の舞台に立つということはすごいこと。ここまで来れたっていうのはすごく評価できると思うので。(メディアには)2位もすごいぞとちゃんと伝えてほしいなと。僕らもまあまあすごいぞっていうことをちゃんと理解してほしいですね」と自身を評価した。

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