酒に酔った女性に性的暴行をしたとして準強制性交の疑いで逮捕された同志社大(京都)アメリカンフットボール部員4人について、京都府警が逮捕した8日にスマートフォンを押収したことが9日、分かった。

逮捕されたのは同部の片井裕貴容疑者、山田悠護容疑者、浜田健容疑者、牧野稜容疑者の4人で、いずれも4年生。府警は4人の認否は明らかにしていない。

4人は今年5月21日未明、京都市中京区の飲食店で20代女性らと飲酒をした後、酩酊(めいてい)状態の1人を連れ出して片井容疑者の自宅で性的暴行を加えた疑いがある。女性とは面識はなかったという。

この日、同部の公式ホームページでは秋のリーグ戦の出場を辞退することを発表。大学側は同部を無期限の活動停止処分にする方針を示し、関西学生連盟に残り試合の出場辞退を申し入れた。

関西学生アメフトは既に開幕しており、同大は第2節で17日に近大と対戦する予定だった。4人のうち2人は、9月3日に行われた今季リーグ初戦の関大戦にも先発出場していた。

連盟側の承認を経て、正式にリーグ戦の辞退が決まる。

同大はヘッドコーチに元日大アメフト部監督で20年に甲子園ボウルへ導いた橋詰功氏(59)を迎えるなど、新体制でリーグ開幕を迎えたばかりだった。

同志社大は、07年にもラグビー部がわいせつ目的略取未遂事件を起こしている。