ラグビーの「アサヒスーパードライ・チャレンジシリーズ」は14日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われ、日本代表で構成された「JAPAN XV」がオーストラリアAとの第3戦に臨む。13日は試合会場で最終調整し、冒頭15分間だけを報道陣に公開した。

過去、正代表とのテストマッチを含め、日本はオーストラリアに12戦全敗。今回の3連戦も第1戦(1日、秩父宮)は22-34の惜敗で、第2戦(8日、福岡・ベススタ)はラスト1プレーで逆転されて21-22で敗れている。

先発するフッカーの坂手淳史主将(29=埼玉)は「2試合は悔しい思いをしたので、この一戦は準備してきたものを出したい。全員が同じ絵を見て戦う。結果が出れば最高ですし、明日は勝ってファンのみなさんと喜びたいと思います」と語った。

ベンチスタートとなるSO山沢拓也(28=埼玉)も「リザーブとして意識しないといけないのは(途中出場する)状況によって、ゲームマネジメントが変わってくるということ。どの程度リスクを取るかを考えながらやっていきたい。久々の試合なので、勝ちきることを前提にやります」と気を引き締めた。

この日の練習では19年W杯日本大会のメンバーでもあるフランカーのリーチ・マイケルとWTB松島幸太朗が、ランパスをしながら会場の雰囲気を確認。全員で円陣を組んで、オーストラリアAとの最終戦に向けて意思統一した。