日本代表で構成した「JAPAN XV」が、オーストラリアAとの3連戦の最終戦を52-48で勝った。テストマッチを含め日本はオーストラリアに過去12戦全敗。今回はテストマッチ対象ではないが、13戦目にして初勝利となった。前半終了間際、リーチ・マイケルからのパスを受けたWTB松島幸太朗が、右タッチライン際を走りきるなど前半だけで5トライ。一時は最大23点差をつけるも、後半に追い上げを許した。

日本は姫野らを負傷で欠いたが、現時点でのほぼベスト布陣で、相手は事実上の2軍。21歳SO李承信(リ・スンシン)がキック全てを決めて15得点(6G、1PG)を挙げる活躍も、終盤にタックルミスから2トライを献上し「課題の1対1のタックルが決められなかった。もっと成長しないといけない」。フッカー坂手淳史主将は「最後に勝てて良かった」と話した。29日のニュージーランド戦(国立)、11月の欧州遠征へ弾みをつけた。