マックス・フェルスタッペンが優勝しレッドブルが2013年以来となるコンストラクターズタイトル獲得を決めた。

フェルスタッペンはスタートで2番グリッドから首位に浮上。ポールポジションのカルロス・サインツはターン1で接触されマシンにダメージを負ってリタイア。ここからはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)との優勝争いとなり、終始ペースで優位に立ったフェルスタッペンは、セーフティカー導入でギャップがなくなり、ピットストップで約9秒をロスし3位に後退したものの、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とハミルトンをじわじわと追い詰めて逆転優勝を決めた。

レッドブルの創設者であり、2チームを抱え下位カテゴリーから多くの若手ドライバーを育成してF1にも多大なる貢献をしてきたディートリッヒ・マテシッツ氏に捧げる勝利となった。

「ピットで時間をロスしタフなレースだったよ。そこから全力を尽くし逆転したんだ。ひとつのコーナーだけでなくまた次のコーナーでもバトルができる素晴らしいサーキットだし、ルイスとのバトルをを楽しんだよ。この勝利をディートリッヒがもたらしてくれた貢献に捧げるよ」

アルファタウリの角田裕毅は、予選後のギアボックス交換のため5グリッド降格ペナルティーを受け19番グリッドからのスタート。1周目で14位までポジションを上げ、チームの戦略ミスでチームメイトのピエール・ガスリーに抑え込まれるかたちになりタイムロスを喫したが、最終盤に好走を見せて前走車をオーバーテイクし、10位まで挽回して第6戦スペインGP以来となる待望のポイント獲得を果たした。(米家峰起通信員)