B2東地区6位福島ファイヤーボンズが、同4位山形ワイヴァンズに92-56で圧勝し、今季初の連勝を収めた。

福島が今季初水曜開催となった10月ラストゲームで、4連敗からの脱出を狙う山形を圧倒した。昨季、B1渋谷SRでプレーしたジョシュ・ハレルソン(33)が、第1クオーター(Q)開始に3点シュート(3P)を成功。そして、この日32歳の誕生日を迎えたエリック・マーフィーの得点で勢いを加速させた。序盤からチーム全体でパワフルなオフェンスを展開し、いきなり23-9と先制パンチを見舞った。

勢いは止まらない。17点リードで突入した第3Qも着実に加点し、山形には同開始から約4分間得点を与えず、同Qは35-13。この日は5人が2桁得点を奪い、大量リードのまま試合終了のブザーが響いた。佐野公俊ヘッドコーチ(HC、40)は「ゲームの最初から選手たちは良いエナジーで入ってくれたので、そのまま自分たちのペースでゲームを運べた」と喜んだ。

前節23日はホーム福岡戦で100点ゲームを収め、連敗を「6」でストップ。中2日の一戦で、昨季は6戦5勝1敗と相性のいい山形を今季最少失点に抑え、今後に弾みをつけた。佐野HCは「開幕戦で勝ってから6連敗と苦しい状態だったので、連敗が止まったことに一番ほっとしている。チームとしてもいい状態で勝てたことは大きかった」と振り返った。

今後は天皇杯を経て、次節は11月5、6日、アウェーで同地区の越谷と対戦する。昨季の10月の成績は4勝4敗の勝率5割だが、連勝はなかった。今後も連勝を重ね、目標のB1昇格に突き進む。【相沢孔志】