22年の4大陸選手権を制した三原舞依(23=シスメックス)が連続3回転ジャンプを成功させ、首位発進した。2位に4・63点差の74・04点をマークした。
「私の好きな色」という青色の衣装で登場。3回転フリップを落ち着いて決めると、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプも確実に成功させた。自らが選んだ「戦場のメリークリスマス」に合わせて、のびやかに滑りきった。
演技終了後は「最初の音が始まってからは集中して最後まで滑れた」と手応えを口にした。
今月上旬の近畿選手権で優勝を飾ったが、満足のいく演技ではなかった。「スピンとジャンプを回りきることが課題でした」。そこからおよそ3週間。自ら据えた課題と向き合って練習を重ね、体調不良から復帰した20年以降のSPでは、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを更新した。
うれしそうな表情を浮かべながらも、「前に滑った時よりもパワーアップしたい、優しい音楽の中でも緩急がつけた演技をしたい。そこが演じきれるかを確認した」と冷静に振り返った。
女子フリーは30日に行われる。「フリーは真っ赤で情熱的な『恋は魔術師』という音楽で滑るので、魔法をかけるような勢いで臨みたい」。控えめに笑いながら、2日後の躍動を誓った。【藤塚大輔】


