ショートプログラム(SP)4位の三宅咲綺(19=岡山理科大)が3位を喜んだ。

フリー3位の110・83点を記録し、合計174・45点。優勝した吉田陽菜(木下アカデミー)、2位の三原舞依(シスメックス)と表彰台に立った。「3位を目標にしてきた。うれしい」と喜びつつ「成功したかったアクセルトー(アクセル-トーループの連続ジャンプ)ができなかった」と反省も忘れなかった。

5月に岡山から神戸に拠点を移し、三原や坂本花織(シスメックス)を指導する中野園子コーチに師事した。切磋琢磨(せっさたくま)する仲間に恵まれ「みんな失敗が少ない。しんどくなったら手を抜いちゃうところがあったけれど、それを絶対にさせない先生。失敗しても、後半に立て直せるようになってきました」と成長を実感する。

今大会7位以内に入ったことで、12月の全日本選手権(大阪)出場権を得た。

「全日本で自分の全力を出し切りたい。自己ベストを更新して(日本スケート連盟の)強化選手に戻りたいです」

心身を磨き、師走の大舞台に備える。【松本航】