シニア1年目の壷井達也(19=シスメックス)が、GP初陣を悔しさを胸に終えた。

ショートプログラム(SP)7位から、フリーは149・38点、合計226・13点の5位。「出てみて悔しい気持ちでいっぱいです。できる限りの準備はしてきたつもりでしたが、まだまだ足りないと、この試合で実感することできました」と振り返った。

冒頭の4回転サルコーで転倒した。「立て直せましたが、トリプルアクセルのセカンドもダブル(トーループ)になってしまった」。初舞台で以降のジャンプはなんとかまとめたが、満足はできない。

昨季の世界ジュニア選手権3位と躍進して迎えたシニア初年度だった。「シニアの選手と戦うことになり、ジュニアにはない、シニア選手の魅力を身近に感じました。自分も早くシニアらしい迫力ある演技をやっていきたい」。大会を通じ、感じ取るものは多かった。

GPの2戦目は第6戦フィンランディア杯(11月25~27日)。「フィンランドでは4回転サルコーを決めて、240、250点、そういったところを狙っていきたい」と誓った。