島田麻央(14=木下アカデミー)が2連覇を飾り、上位8人が推薦見込みの全日本選手権(12月、大阪)出場を確実にした。

ショートプログラム(SP)首位から、フリーも1位の132.67点、合計199.19点で制覇。昨年はノービスとして優勝したが推薦はなかった日本一決定戦に、いよいよデビューする。

冒頭の3回転半は転倒したが、続く4回転トーループは降りきった。今季、大技2本を組み込んでからは成功がなかった4回転。「ミスを引きずらずに良かった」と踏ん張った。「前向きと後ろ向きで、全然違う。肩の使い方も違う、何秒かで切り替えるのが難しいです」という課題を、また1つ乗り越えた。

ジュニアながら9月のジュニアGP第5戦ポーランド大会で記録した合計217.68点は、シニアを含めても今季最高点。12月のジュニアGPファイナル(トリノ)の優勝候補筆頭の位置につけている。2年連続全日本ジュニア女王の肩書を手に、イタリアへ渡る。

その先には「あこがれの舞台」という全日本選手権が待つ。「ショートにアクセルを入れることできるので、入れられたら入れたい」。暮れの大阪でも、存在感を発揮しそうだ。