京都成章が流通経大柏(千葉)とのBシード対決を制し、4大会連続の8強入りを決めた。

前半22分に先制トライを許したが、ロスタイムにSH香山創祐(3年)のトライで2点差に迫った。5-7で折り返した後半は風上となり、開始数十秒でSH香山の2本目のトライが生まれて逆転。さらに2トライを重ねた。

今季は防御のシステムを改造。これまでは内から外へと絞る防御を強みとしてきたが、外側から内側への意識付けを強くした。攻撃面で一定のめどが立った9月以降に取り組んでいるといい、湯浅泰正監督(58)は「アタックもディフェンスもイノベーション。ディフェンスを今日は頑張ってくれた」と1トライに抑えた防御面を収穫に挙げた。

4大会連続で準々決勝に進み、ここからはさらに厳しい戦いが待つ。同監督は「ここから先はいかにチャレンジするか。イノベーションをチャレンジにします」とニヤリ。虎視眈々(たんたん)と初優勝を目指し、新たなスタイルの精度を上げていく。【松本航】

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