2月の4大陸選手権(米国)代表に決まっている千葉百音(17=宮城・東北高)が初優勝を飾った。

ショートプログラム(SP)首位からフリーも1位の123・86点、合計191・86点とした。

「ループと3連続が非常に危なかったんですけど、何とか耐えられた」。3回転ループは手をつきながら、後半の3回転ルッツからの3連続ジャンプも踏ん張って転倒を防いだ。最終滑走で仲間からの声援も受けながら、「バタフライラヴァーズ」の世界観を作り上げ、「応援の声が非常に熱くて、熱量が演技しているこちらにまで伝わってきました。すごくパワーをもらいました」と感謝した。

4大陸選手権は来週に迫る。「ものすごく緊張すると思うので、そこでもいつも通り、自分をコントロールしたい」。鍵は「カチッと最初のジャンプでスイッチを入れること。気合が大事」だという。周囲との会話を減らし、自分の世界に入っていく。まずは“前哨戦”で結果は残せた。「感覚を忘れずに4大陸に」と誓った。

【写真特集】千葉百音、高木謠、松生理乃ら出場/国体少年女子フリー