今日4日、明日5日にホームで行われる名古屋D戦で、節目の1本を決める。

B1仙台の加藤寿一(29)は現在、Bリーグでの通算得点が「497」、通算3点シュート(3P)成功数が「99」。「通算500得点、3P100本」が目前となっている。加藤は「全然分かってなかった。僕のキャリアでその本数は少ないと思う。それでもここまで積み上げてこれたのは、妻やチームメートなど周りの支えのおかげです。すべてにあらためて感謝します」と振り返った。

16年1月に法大からアーリーエントリーでアイシンシーホース三河(現B1・シーホース三河)に入団。以降、21年までの6シーズンを三河で過ごした。「1シーズン60試合ある中で60分ほどしか出られなかったシーズンもあった。その中で、どういう役割を担い、どういう色を出していくか、すごく勉強になった」。プレータイムをもらえない中で、自身の役割を見いだし続けた経験があったからこそ、昨季は京都で1試合平均20分以上、今季は仙台で28試合に先発し、1試合平均18分以上のプレータイムを得ている。だが、まだまだ足りない。加藤は「チームに求められていることがコート上で表現できていないと感じています。もっともっとチームのために何ができるのか、何を求められているのかをしっかり考え、この後半戦を戦っていきたい」。支えてくれた方への感謝の思いをコート上で表現する。【濱本神威】