ペアとの“二刀流”で全日本選手権に出場した村上遥奈(14=京都・北宇治中2年)が安堵(あんど)した。

ルッツ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)、3回転ループを着氷させて57・11点で暫定4位。年明けからアキレス腱(けん)の炎症に悩まされており「調子が悪いのもあって緊張しました。大切なショートでこけることがなく、終えられたのはすごく良かったと思います」とほほえんだ。

大会後はカナダへ向かい、ペアでグランプリ(GP)ファイナル初優勝を飾った三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)らと練習をともにする予定。そのまま森口澄士とのペア「はるすみ」で世界ジュニア選手権(2月27日~3月5日、カナダ・カルガリー)へ臨む。

今大会は2組に分かれた女子SPのA、B(6日)上位18人が、7日のフリーに進む。フリーに向けて「みんなで楽しみながら、しっかり笑顔で、満点の笑みで終われるようにしたいです」と誓い「同じリンクで練習させていただける環境はすごく貴重なので、しっかり見て、習って、たくさん吸収していきたいです」と憧れる“りくりゅう”との再会を待ちわびた。【松本航】